東京都の市街地再開発事業を一覧・地図で可視化
事業中 74件・完了 307件の再開発データを収録
出典:東京都都市整備局「市街地再開発事業の施行地区一覧」2025年12月時点
東京都都市整備局が公開する市街地再開発事業のデータをもとに、都内の再開発地区を地図と一覧表で可視化しています。区市でフィルタリングし、用途・規模・施行者ごとに絞り込むことができます。
市街地再開発事業とは
市街地再開発事業は、老朽化した建物が密集する市街地を、高層ビルや複合施設へ建て替える都市計画事業です。「都市再開発法」に基づき、民間組合・都・機構などが施行者となり、権利者の合意形成から設計・建設・分譲まで一体で進めます。
東京では戦後の高度経済成長期に建設された建物の老朽化が進むなか、1980年代以降に再開発が本格化しました。六本木ヒルズ(2003年)、東京ミッドタウン(2007年)、渋谷スクランブルスクエア(2019年)なども市街地再開発事業によって生まれた複合施設です。
このデータベースの特徴
本ページのデータは東京都都市整備局の公開資料を整理したものです。各再開発地区について以下の情報を収録しています。
- ·施行地区名・所在区市・施行者区分(都・組合・個人・機構)
- ·区域面積(ha)・都市計画決定年・事業認可年
- ·地上階数・延べ床面積
- ·用途の内訳(住宅・店舗・事務所・ホテル・公益施設・保育園など)
- ·住宅戸数・事業ステータス(事業中 / 完了)
データは東京都都市整備局の発表に基づくものであり、一部の案件では座標情報を独自に付与しています。なお、本データベースは試験運用中であり、順次アップデートを予定しています。
東京の再開発の現状と特徴
東京都内では現在も多数の再開発が同時進行しています。特に活発なエリアとして以下が挙げられます。
- ·渋谷区:渋谷駅周辺の大規模再整備が継続中。複数の超高層複合ビルが2020年代に相次いで竣工
- ·品川・港南エリア:高輪ゲートウェイシティ・品川駅街区開発・泉岳寺駅地区など大型案件が集積
- ·新宿区:歌舞伎町・西新宿エリアで複数の再開発が進行中
- ·中央区・江東区(湾岸):築地再開発・豊海地区など臨海エリアの大型プロジェクト
- ·墨田・台東区:下町エリアでも組合施行の再開発が増加傾向
施行者別では組合施行(権利者が組合を結成して事業を推進)が最も多く、次いで都施行(東京都が直接施行)、機構施行(都市再生機構が施行)の順です。
再開発と不動産価格の関係
再開発が不動産価格に与える影響は、一般的に以下のパターンで現れます。
① 計画発表時の先行上昇:再開発計画が公表・報道されると、周辺の不動産価格が先行して上昇する傾向があります。特に新線・新駅が絡む再開発では、開発期待から数年前から価格が動き始めます。
② 工事中の価格停滞:工事期間中は騒音・工事車両・景観悪化などネガティブ要因があり、一時的に周辺の価格が停滞または下落するケースもあります。
③ 竣工後の価格上昇:施設が完成し人の流れが変わると、周辺の利便性が高まり価格が改めて上昇する傾向があります。「竣工後上昇」はターミナル駅周辺では特に顕著です。
本マップの「事業中」案件は今後の価格変動を予測するうえで重要な参考情報となります。候補エリアに再開発案件がある場合は、スケジュール感・規模・用途を確認しておくことをお勧めします。
一覧マップの使い方
「一覧マップ」タブでは地図と一覧表を同時に表示します。マップ上の丸マーカーをクリックすると、対応する行が一覧表でハイライトされます。
- ·ステータスフィルター:「事業中」で現在進行中の案件を絞り込み
- ·区市フィルター:特定の区市(渋谷区・港区など)の案件を一覧
- ·テキスト検索:地区名・用途キーワードで検索
- ·列ヘッダーをクリックするとソート順を変更できます
出典:東京都都市整備局「市街地再開発事業の施行地区一覧(区市別時系列順)」2025年12月時点
座標情報の一部はリバベル都市開発研究所が独自に付与したものです。
本ページのデータは参考情報です。最新の事業状況は各区市・施行者にお問い合わせください。